12月に入り気温もぐっと下がり冷え込んできましたね。「寒いから風邪をひく」と聞いたことはありませんか?思い返してみると、こどもの頃に「こんなに寒いのにそんな薄着で!風邪をひくよ!」とよく言われていました。
実は、寒さだけでは風邪はひかないのです⛄
とても寒い南極でははとんど風邪はひきません。それは、なぜでしょうか?
風邪とは上気道感染症といい、ウイルスや細菌が鼻腔から喉(咽頭・喉頭)までの空気の通り道(上気道)に感染して炎症を起こす病気の総称です。風邪の原因はウイルスや細菌です。これらの病原菌が体の中に入ってきても、口から肺までに粘膜がつかまえ、繊毛という器官で外に追い出してくれます。
しかし、繊毛には天敵がいます!それは「乾燥」です。乾燥すると病原菌をとらえる粘液が減ってしまい、空気の乾燥で飛沫も飛び散りやすくなります。つまり、冬は病原菌がたくさん体内に入ってくるのに、繊毛の働きは弱くなってしまいます。
寒くなってくると夏と比べて喉の渇きを感じにくくなることがあると思いますが、空気が乾燥する冬は水分補給も忘れずにおこないましょう🍹
また、部屋の中を温め過ぎると乾燥してしまいます。設定温度は20℃程度を目安になるべく足元を中心に温め、上半身は温め過ぎないようにしましょう。また、1~2時間毎に窓を開けて空気の入れ替えを行いましょう。加湿器を使ったり、洗濯物を室内に干したりして部屋の湿度も保ちましょう。
クリスマス🎄や年末年始⛩など、楽しいイベントが盛りだくさんの季節となりました。
体調にも注意して、のんびり過ごす日もつくるようにしましょう❗
今日は 楽しいクリスマスイブをお過ごしください🎄